2014年7月10日木曜日

世界が滅びるとき、消えゆく人類が残すべき最期の言葉

最近、日本中の人々が「こんなのは初めての経験だ」と口々にいう。短時間の大雨、土砂崩れ、竜巻、干ばつ、そして大雪...21世紀に入ってからの異常気象を数えたら、枚挙にいとまが無い。地球温暖化はついにPNR(Point of No Return)を越えてしまったと感じている。もう私たちはもとの世界には戻れないのだろう。

人間の世界が滅びるとき、地球上から消え行く知的生命体として、人類が残すべき最後の言葉には何を選んだらよいだろう?

「愛は世界を救う」とか「信じること」とか、そういう言葉は選ばれないだろう。なぜなら、滅び行く「負け犬」にはそれを証明することができなかったから。やはり最期になっても少しは知的生命体としての誇り(見栄、負け惜しみ?)を、次の地球の主に見せつけてやりたい、と個人的には思う。

ファインマンは「全ての物質は原子からできている」を選ぶそうだ(ファインマン物理学の力学の巻より)。なぜなら、この短い文には、無数の情報が圧縮されて詰め込まれているからだそうだ。知性あるものがこの短い文を読めば、様々なことを効率よく引き出すことができるだろう、と彼の教科書には書いてある。

苦笑いしたのは私だけだろうか?

7月に発生した台風の中では最大と言われいる「台風8号」の中心は、静岡付近までやってきたが、まだ東京には深い傷跡を残してはいない。雨も先刻は瞬間的に激しく降ったものの、今は止んで静かな夜に戻ってしまった。明け方にやってきて、南木曽のような災害をもたらすのだろうか?

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