2013年5月4日土曜日

久しぶりの高峰

高峰に久しぶりに登った。大部融けたけれど、先日の雪がまだ深く積もっている場所があちこちに残っていて、雪に足を滑らせながら尾根道を歩くことになった。天気は上々で、5月の初めの青い空がきれいだった。とはいえ、空気は冷たくて、さながら冬の山を歩いているのではと錯覚する場面もあった。

雲に隠れ気味ではあったが、富士が甲武信の向こうに見えた。富士の高嶺に雪は降りつつ...といった感じの真っ白な嶺だった。
富士、甲武信、そして茂来山(車坂峠より)
高峰から望んだ、富士山の拡大図
八ヶ岳、そして木曽駒の中央アルプスはよく見えた。八ヶ岳の裏に南アルプスが隠れているのが見えた。赤石岳、それとも甲斐駒?そして佐久平が広がっていた。この地に放射能を帯びた焼却灰を、関東やらあちこちから持ち込むなんぞ愚の骨頂だと誰も思わないのだろうか?
八ヶ岳、蓼科、そして佐久平。
写真中の矢印は、放射能を帯びた焼却灰の最終処分場がある場所。
高峰高原は、高崎や前橋などから見て、浅間山の「裏手」にあたるため、セシウムによる汚染は低いと思われる。DoseRAE2を用いた簡易測定を今回やってみたが、0.05μSv/hから0.10μSv/hの間の数値を示した。低めの値が出る場所は、浅間山の影になっている場所で、東側の遠景が望めない場所。一方、高めの値が出る場所は、浅間山の影から南側に少し抜け出ている場所で、軽井沢や御代田が見える場所。今回は雪が深く、高峰山自体にいくことはできなかったが、途中までの尾根線で調査することができた。車坂峠付近の高峰高原全体の平均値は、だいたい0.07μSv/h程度だった。

高峰高原ホテルの裏手にある山の山頂にて。
0.05μSv/hだから、かなり低い。
高峰高原ホテルのスカイレストランで昼食をとった。ビーフカレーを頼む。辛めの味付けだが、とてもおいしい。ハンバーグや信州牛のステーキなんかもおいしそう。なによりも、ここの丸パンは絶品だ。お土産用に包んでもくれたので、たくさん買い込んでしまった。クロワッサンを家に戻ってからカマンベールと一緒に食べたが、やっぱりおいしかった!

そういえば、久しぶりにここの温泉にも浸かった。ナトリウム塩化物系の成分で、肩こりや筋肉痛に効く。実際、首周りが随分軽くなった。貸し切り状態で、一人で広い湯船と、佐久平と信州の山々の絶景を楽しむという贅沢を味わうことができた。

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