2013年5月21日火曜日

スペインの友人にメールを書く

スペインの友人にメールを久しぶりに書いた。その返事が「I am very glad to hear from you, because I had an impression that you left the field...」だった。ヨーロッパにいないと忘れられてしまうらしい。論文は結構まめに出してるのに...

たしかに、毎日新しい論文をチェックするのは骨が折れる仕事だというのはよくわかる。論文をたくさん書いても、読んでもらえなければ存在感は示せない。やはり、直接会って話したり、食事をしたり、手紙(メール)のやりとりをしたりなど、「普通の」コミュニケーションをしていないと忘れてしまうというのは、(日本にいても)音信不通の知人友人たちの存在感がまったく感じられないのと同じことだ。

ちょくちょくヨーロッパに帰って、あちこちでセミナーでもやらないと、そのうち「死んだのかと思ったよ」などと書かれかねない。

日本はかくも「地球の果て」にあるのかと思い知らされる。

ところで、最近、日本の政治家の多くが、世界中の人たちが眉を潜めるようなひどい歴史認識を持ち、また女性の人権に対して無理解であることがばれてしまったが、これは逆に日本の外の世界があることを、彼らは忘れ去ってしまったのではないだろうか?

ところで、件のスペイン人とは、近々ヨーロッパのとある街で、ひさしぶりに会うことになった。

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