2012年1月8日日曜日

物体の3つの状態:黒、白、テカテカ

物体の表面には3つの極限状態がある、とMax PlanckのThe theory of heat radiationには書いてある。(1)テカテカ(2)白(3)黒の3種類。当然、最後の「黒」というのが黒体に対応する。

(1)テカテカ:来た光を100%跳ね返し、その方向が反射の法則によって一方方向に定まっているような表面。金属の表面や、禿OYJの頭などが、この類い。

(2)白:来た光の成分の100%が表面で跳ね返るが、四方八方に光が散乱してしまうような表面。

(3)黒:来た光の成分のすべてを吸収してしまう表面。

黒体というのは、表面が「黒」い物体のことで、その外側表面に光が照射されたとき、そのすべてが物体内部に吸収されてしまう性質をもつ。加えて、内部にしみ込んだ光が、内壁を透過して外部に漏れ出ることがないような物体。したがって、内部が空洞になっているとすれば、その外壁と内壁は正反対の性質を持つ必要がある。すなわち、外壁は「黒」だが、内壁は「白」もしくは「テカテカ」である必要がある。

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