2011年10月15日土曜日

世田谷の例の場所へ行く

一昨日、空間線量が2μSv/hを越しているという、件の世田谷区弦巻5丁目に行ってみた。むろん測定が目的だが、現場が混乱している場合には巻き込まれるのは嫌なので、まずは車で現地に向い偵察することにした。この細い区道は当然駐車するスペースはないので、本当に通りすぎるだけ。人(野次馬なども含め)が少なければ、近くの駐車場(実は馬事公苑から近い)に止めて、徒歩で現地に向かう計画だった。

午前10時頃にいった。薄曇りの天気の中、馬事公苑の南東の角の交差点から下っていこうと思ったが、この道は日中は進入禁止で入れなかった。馬関係の宿舎などが立ち並ぶこの区画では、馬の運び出しなどの便のために進入禁止にしてあるのかも。カクカク曲がりながら、目的地へと下る坂道に出る。長くて細い一本道。両脇に屋敷が立ち並ぶ。

やがて、坂の下のほうに人込が見えて来た....どうも後で考えると、ちょうど世田谷区による測定が始まった辺りだったらしい。テレビカメラ、報道の写真、近くの住民たち、路駐された車、バイク、よくわからない人相の悪いおっさんたち、などなど、現場は混乱の極みだった。主婦らしきおばさんに手招きで誘導され、一時停止もままならず、そのまま徐行しつつ走り抜けた。向かいの公園は報道陣に占拠され、測定どころではなかった。ちょうど、公園から区の役人たちが現場に歩いて移動していた。現場から少し離れた民家からは、おばさんたちが顔をだして野次馬となっていた。

この段階で、現場での測定は断念。早野先生は簡易スペクトロメータをもって現地で測定をしていたそう。勇気あるなーと感心した。まあ測定器のグレードに雲泥の差があるが。

そこで、予定を変更して、この付近一帯の汚染レベルを調べることにした。もし付近のセシウムが流れ流れて、あの地帯に溜まったものであるのなら、このホットスポットのような地点は関東の至るところに出現してもおかしくない。そしてはそれは深刻な結果となる。落ち着いて測定のできるところ、つまり馬事公苑に行くことにした

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