2011年9月10日土曜日

RADEX 1503 ついに来る。

RADEX 1503がついにきた。ウクライナ製のガイガーカウンタ。

まずは、RADEXのRD1503の特徴について。
基本的な機械的構造はJB4020と同じだろうが、データの処理法が異なる。まずは最初の160秒間は予備測定を行う。この間、数値は刻々と変わっていくが、その値は捨てる。測定は160秒待ってから行う。160秒経つと、40秒毎にデータをリフレッシュする。この際、直近の160秒で平均を取った値を表示する。したがって、20分の測定をやっても、その積算値を利用した平均値は計算してくれない。

当初は、160秒経ったら、その後の表示は全測定期間における積算量の平均値かと思っていた。実は、都心(港区界隈)にある某高層マンションの10階室内で測定したとき、値が0.1から0.16の間を数分の間隔で振動し全く収束する気配が無かったので、なにか変だなと気づいたのであった。

RADEX1503は、残念ながら直近の160秒の平均だけが表示されるのみだから、基本的にはJB4020と同じアルゴリズム。これではRADEXをわざわざ購入した意味が無い。まあ、利用者の多いガイガーカウンタだから、その使い方を研究しておくのは無駄ではないだろう。
(1つだけ良い点は、放射線を検知したときに、画面と音声で教えてくれる点。これを数えればCPMを測定することができる。とはいえ、これをやる気は今のところ無し。)

実は、長時間の総積算量の平均値を表示してくれるのがDose RAE2。このアルゴリズムだと測定の揺らぎが少なく、測定メモをたくさん取らなくて済むので便利。(ちょっと値段が高いのが玉に傷。)

さっそく、比較測定を行ってみた。両者を隣同士において同時に測定する。



「蕎麦屋」の駐車場に接する森



測定の様子:左がRD1503で、
右がJB4020
測定場所は、軽井沢の塩沢湖入り口近くの蕎麦屋。この店の第二駐車場に面する森の中で、落ち葉の上に置いて測定。JB4020はいつものように、30秒間隔で20回測定し、その平均を取る。一方、RD1503は160秒待ってから最初の一回を測定し、それ以降は2分毎に5回測定し、計6回の平均値をとる。このやり方でやったところ、大きな差異が出てしまった。
JB4020: 0.17μSv/h、一方RD1503: 0.23μSv/h. ちょっとRADEXの方が値が大きい感じがする。JB4020は、軽井沢の汚染マップでみると、だいたい他の場所と首尾一貫した値になっている。

この違い、どうやって理解したらいいのだろうか

ちなみに、この蕎麦屋は初めて入った。暖簾の感じは良かったのだが、中に入ってがっくり。ちょっと狭いし、がちゃがちゃした雰囲気。団体客が30人、また40人と、大型バスでどんどん入ってくる。その度に、埃が舞うような気がしてあまり気持ちよくない。これなら、追分の蕎麦屋の方がいいかも。けんちん汁のセットメニューはボリューム感があったが、埃まみれかと思うと食欲が失せた。

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