2011年8月31日水曜日

軽井沢の放射能汚染:プリンス通り

噂に聞くプリンスショッピングプラザでの測定を予定していたのだが、有料駐車場に入れるのが面倒だったので、プリンスホテル近くの雑木林で測定することにする。プリンス通り沿いにある別荘地がある場所だ。まあ、モールから一キロ程度しか離れてない場所だから、同じような値が出るはず。

この当たり、別荘地と商業地が混じり合っていて、別荘地になっているところでも、建物が建っていないところがちらほら見受けられる。そういう場所は、雑木林風になっていたり、夏草が覆い茂って薮となっていたりするので、セシウム137の測定場所としては適格だ。

いつものように測定する。その結果は、予想通りの0.18μSv/h、補正値にして0.15μSv/h弱といったところだろう。(JB4020の数値は高めに出ることに注意。)離山の東側としては、典型的な値といえよう。(ちなみに早川先生の測定では、プリンスショッピングプラザのイーストで0.179μSv/hとなっている。)

ちなみに、御代田町の雪窓公園の林で測定したところ、0.11μSv/hだった。これは佐久市中心部や南佐久のレベルと同じ程度。この公園の標高は800mほど。ここが大丈夫ということは、汚染が西(つまり小諸、上田方面)に広がるとしたら、標高1000m以上の場所を伝っていくしかないだろう。

測定場所の様子

御代田の雪窓公園


さて、今回の測定結果をさっそく汚染地図に取り込んでみよう。修正後の地図は次のようになった。
軽井沢周辺のセシウム137汚染マップ
軽井沢周辺が、長野県でもっともセシウム汚染がひどい地域となっているのは、もう間違いないだろう。ところどころ、0.2-0.3μSv/h程度の線量の高いところもある。(軽井沢地域の自然放射線量は日本でもっとも少ない水準だっただけに、関西などと違って、この線量値は明らかに福島から飛んで来たセシウム137による汚染であることを意味しているのは間違いない。)特に、落ち葉や苔むしたところは注意が必要だろうし、軽井沢の野山で採れた山菜、キノコ、木の実なんかは食べない方がいいだろう。また、南軽井沢は湿地が多いので、場合によってはセシウム137の沈殿が問題になるかもしれない。(実はこのあたりは2万年ほど前には湖だったのだが、堆積物がだんだん積もって湿地へと変化していった場所といわれる。)

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