2011年5月14日土曜日

一号機の「メルトダウン」

昨日は一日、Bloggerで文書作成ができなかった。バグ処理をしていたらしいが、このところ、似たような状況が続いていた。これで、データが全部消えていたら力抜けしていたところだが、なんとか復旧されたようで、ほっとした。

この数日は、福島第一原発の一号機の報道に注目していた。きっかけは、同僚からのメール。「どうも、ずっと空焚きだったようだぞ!」

まずは、早野先生のTwitterを確認する。私は、一号機に人間が入ったのは知っていたが、水位計のリセット(正確には較正やり直し)をやろうとしていたのは、迂闊にもリアルタイムで追っていなかった。Twitterには、早野先生らがこの作業に注目していた様子が記録されていた。原子炉内の計器は、水素爆発の際に壊れたり、高温、高線量の環境で動作不良になったとか、いろいろ問題があって、その信頼性が今ひとつだった。原子炉の中で何が起きているかみるための「科学の目」が半分潰れているようなものだった。その「目」を治すというのだから、科学者がこの作業に注目するのは当然だ。これでようやく、中で何が起きているか、やっと「見る」事ができるからだ。

その結果は、空焚きだった。水はもう圧力容器の中にほとんど残っていなかった...毎日毎日、今までに何万トンも注水しておきながら、その水は中に残っていなかったのだった。水で冷やさない核燃料はどうなるか?崩壊熱で数千度にまで熱せられ、燃料棒は溶融して崩れ落ちる。まさかのメルトダウンが、もうとっくに起きていたのだった!

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