2010年1月11日月曜日

Windows Vista + Fedora 12 のインストール

去年の夏に買ったDynabook SS (RX2)を、もう少し使いやすくしようと思い、連休を利用して改良することにした。狙いは、LinuxとWindowsのdual bootマシンを構築すること。これが2日がかりの大仕事となってしまうとは、金曜の夜には知る由もなく、軽い気持ちでいた。

きっかけは、プレインストールされていたWindows Vistaの「重さ」である。特に、DVDなど画像処理をやらせると、一時代前のマシンのような動きになる。余計な機能を切ったりして、メモリ関係から来るオーバーヘッドなどもできる限り減らしたつもりだが、効果はなし。デフラグも、スパイウェア除去も、「重さ」に変化はなく、何をしても無駄であった。確かに、インターネットで検索したり、パワーポイントで発表する分には問題ないのだが、講義で見せる動画の再生に問題があるようでは、わざわざ新型のマシンを購入した意味がない。

附属品をよく見ると、インストールディスクが2セットあった。XPとVistaだった。プレインストールは後者だったが、気に入らなければ、前者に変えてよい、ということであろう。つまり、Vistaに不満をもち、XPに戻そうという巷の需要は案外多いのではないかと思われる。しかし、一度はXPをインストールしてみたものの、そのパフォーマンスを試しているうちに、やはりもう一度Vistaにかけてみよう、と気持ちが変わった。

講義で見せるDVDは一回の講義につきだいたい2、3種類ある。すべてiso9660イメージにリップして、それをDaemon Liteというソフトでマウントして、再生するようにしている。講義中は手がチョークまみれになるので、DVDをなるべく触りたくないのだ。とはいえ、バックアップのために、一応はDVDメディアに書き込んでおいた方が安心だ。ところが、手持ちのXP用のライティングソフトでは、イメージファイルからの書き込みができないことが判明。一方、Vistaに付録でついてきたソフトはイメージファイルからの書き込みがOKだった。今まで、Mac OS Xを使ってきた関係上、やはりイメージファイルが基本にないとちょっと頭に来る。Vistaに再度賭けた理由は、こんなことであった。

面白い事に、再インストールしたVistaは動きが非常に快適になった。しかし、この「平和」がいつまで続くのか、それは誰もわからないだろう。 Windowsはいつもこういう心配が尽きないから、嫌いだ。(つづく)

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